GameSirとFLYDIGI、注目の新型コントローラーを体験
東京ゲームショウ2026(TGS2026)では、GameSirの「Nova Vision」とFLYDIGIの「VADER 5S Pro」を実際に体験してきました。
私自身、普段からGameSir「G7 Pro 8K PC」とFLYDIGI「VADER 5 Pro」を愛用しています。使い慣れたメーカーの新モデルはどう進化しているのか、スペック表だけでは分からない部分も含め、実際に触れて感じたポイントをお届けします。
GameSir「Nova Vision」LCD搭載で手元から細かくカスタマイズ
「Tarantula 8K PC」や「G7 Pro 8K PC」など、ここ最近さらに存在感を増しているGameSir。
なかでも普段使っている「G7 Pro 8K PC」は、これまで触ってきたコントローラーの中でも群を抜いて持ちやすく、お気に入りのパッドのひとつです。そんなGameSirブースで触ってきたのが、最新モデルの「Nova Vision」。
本体中央には0.96型の小型LCDディスプレイを搭載。スティックのレスポンスカーブなどを画面で確認しながら調整でき、PCのアプリを開かなくても、コントローラー単体で自分好みにカスタマイズできます。
さらに、スティックを回転させて硬さを調整できるHall Effect(ホールエフェクト)スティックを搭載。
トリガーは、従来のアナログ入力と、マウスクリックのような操作感のマイクロスイッチを切り替え可能で、遊ぶゲームに合わせて使い分けられます。

対応プラットフォーム(予定):PC、Switch、iOS、およびAndroid
ポーリングレート1000Hzでも、選択肢から外すのはもったいない
Nova Visionのポーリングレートは最大1000Hz。「Tarantula 8K PC」や「G7 Pro 8K PC」の最大8000Hzと比べると、数字だけを見れば控えめです。
1000Hzは約1ms間隔、8000Hzでは約0.125ms間隔で入力を検出するため、その差は約0.875ms。
ただし、実際の入力遅延はポーリングレートだけでなく、内部処理やファームウェアなどさまざまな要素が影響します。そのため、8000Hzではないという理由だけでNova Visionを選択肢から外すのはもったいないと感じました。
むしろ魅力に感じたのは、LCDを使った設定変更やスティックの硬さ調整など、PCを介さず手軽に自分好みの1台へ仕上げられる自由度の高さ。短時間の試遊ではありましたが、普段使っているG7 Pro 8K PCと同じく、手に取ったときのフィット感もかなり好印象でした。
FLYDIGI「VADER 5S Pro」Hall EffectからTMRへ
FLYDIGIブースでは、Xbox公式ライセンスモデル「VADER 5S Pro」が展示されていました。

対応プラットフォーム(予定):PC、Xbox Series X|S、Xbox One
会場で入手した資料を確認すると、大きな変更点のひとつとして挙げられるのが、「FORCEFLEX TMR Joysticks」の採用です。
VADER 5 ProやVADER 5SではHall Effect方式が採用されていますが、5S Proでは位置検出センサーをTMR方式へ変更しています。
Hall EffectとTMR、何が違う?
Hall EffectとTMRは、どちらも磁気を利用してスティックの動きを読み取る方式ですが、その仕組みが異なります。
TMRの特徴のひとつが、わずかなスティックの動きも細かく検出しやすいこと。たとえばFPSで照準を少しだけ動かしたい場面など、繊細な操作との相性が期待できます。
5S Proでは「FORCEFLEX TMR Joysticks」として採用され、TGS2026の資料でもテンション調整に対応し、低遅延でより素早く正確な競技プレイを意識したスティックとして紹介されていました。
FLYDIGIが語る「1,000Hz」とゲーム体験
FLYDIGIブースでは、担当者がポーリングレート1,000Hzとゲーム体験の関係について熱心に説明していたのも印象に残っています。
話を聞いた限りでは、単純にポーリングレートの数値を高くすることよりも、安定性を含めた実際のゲーム体験を重視しているという趣旨でした。ポーリングレートは数字の大きさだけで実際の入力遅延や操作感が決まるものではありません。
スペック上の数字だけではなく、実際のゲーム体験まで含めて設計する。担当者の説明からは、そんなFLYDIGIの考え方が感じられました。
握ってすぐに気づいた、シリコングリップの違い
そして、実際に握ってすぐに気づいたのがグリップの違い。
5S Proではシリコングリップが採用されており、手に吸いつくような感触でホールド感はかなり良好。個人的には、これまで触れてきたVADER 5シリーズの中でも群を抜いて持ちやすいと感じました。
そのほか、PCでのワイヤレス接続や充電ドックにも対応し、6つの追加ボタンを搭載。
VADER 5 Pro、VADER 5S、VADER 5S Proと、それぞれ異なる特徴を持つラインアップになってきました。
| VADER 5 Pro | VADER 5S | VADER 5S Pro ※TGS2026資料 | |
|---|---|---|---|
| PCワイヤレス | |||
| スティック | FORCEFLEX + Hall Effect | FORCEFLEX + Hall Effect | FORCEFLEX + TMR |
| テンション調整 ※スティックの重さ | |||
| ポーリングレート | 最大1,000Hz | 最大500Hz | 未確認 |
| トリガー | FORCESWITCH | FORCESWITCH | FORCESWITCH |
| 追加ボタン | 8 | 6 | 6 |
| メカニカルボタン | |||
| シリコングリップ | ― | ― | |
| 充電ドック | 対応 | 対応 | |
| 対応プラットフォーム | PC / Switch / Android / iOS | PC / Xbox Series X|S / Xbox One | PC / Xbox Series X|S / Xbox One(予定) |
※VADER 5S Proは開発中の製品です。表中の仕様はTGS2026会場で配布された資料および現時点で確認できる製品情報をもとにしています。製品化に向けて仕様・機能などが変更される可能性があります。
8ボタンに慣れすぎた私が触ってみると
ちなみに私は、以前からVADER 5 Proを普段使いのパッドのひとつとして愛用しています。
特に気に入っているのが、フロント側の2つを含む計8つの追加ボタン。一度このボタン構成に慣れ、それぞれに操作を割り振ってしまうと、これがなかなか手放せません。
「VADER 5 Pro」と同じくらいの頻度で使用している「Void Genesis」も、偶然なのか必然なのか、フロント側の2つを含む計8つの追加ボタンを搭載。どうやら私は、すっかり8ボタン派になってしまったようです。
一方、VADER 5S Proの追加ボタンは計6つ。普段8ボタンを使っている私にとっては少し違いを感じる部分ですが、必要なボタン数や配置はプレイするゲームや操作スタイルによっても変わります。
VADER 5S Proでは、TMRスティックやシリコングリップなど、VADER 5 Proとはまた違った特徴が加わっています。
8ボタンに慣れきった自分が、製品版をじっくり使ったらどう感じるのか。そこも含めて楽しみな1台です。
GameSir
関連リンク
・「GameSir」公式X
・Gamesir製品購入ページ(Amazon)
・「GameSir」公式サイト
東京ゲームショウ ホール2|GameSir
オフィシャルMAP
https://metamaps.jp/d/tokyogameshow2026/public-opening-day?sid=790
Flydigi
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・「Flydigi」Xアカウント
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・Flydigi 公式サイト
・株式会社サイズ(日本国内販売代理店)
東京ゲームショウ ホール10|Shanghai Flydigi Electronics Tech
オフィシャルMAP
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